年下意地悪王子様


「やめなって二人とも!」


「〜♪〜♪」



「「「?!」」」








部屋から歌が、聞こえてくる。










「…誘惑だ。」
「生ショウ声。」













聞き惚れる。かすかにしか聞こえないけれども。みんな、黙って聞いていた。













「…帰ろうかな。」
「うん。椿、じゃーね。」




「あ、うん。また、明日ね」


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