ピリオド

結婚式当日―。

私はおじさんの妹のゆりさんがしている受け付けを手伝った。

中学生だった私はなかなか上手くいかず、迷惑ばかりかけてしまった。


｢あいちゃん、どう？疲れた？｣

｢はい、少しだけ…。でも迷惑かけてばっかで…すみません…。｣

少し頭をさげた。

｢全然迷惑してないで。助かる。｣

ゆりさんはそう言ってニコッと笑った。

ゆりさんの笑った時になる目じわはおじさんにとても似ていてなんだか安心できた。


そんな時外をみると、バスが到着し、人がぞろぞろと出てきた。


｢あいちゃん、また団体来たでー！がんばろ！！｣

｢はいっ！！｣


私は今まで以上に声をだし笑顔をつくり頑張った。