ピリオド
受信ボックスを見ると、お母さんだった。
お母さんはよく人から明るいと言われるけど、メールをくれた事なんてなかった。


…なんやろ?

メールを見ると
「今、下にイケメンがおるから降りて来ない?」
と書かれていた。

私はどうせ変なおっちゃんやろ…と思って降りなかった。

すると、階段をものすごい勢いで上がってくる音がした。

お母さんだった。

にやにやしながら言った。

「あいっ。イケメン来とるでっ」

「どうせ、おっちゃんやろ?」
「違うって!本当にでっ!親戚のおじさんのいとこやて〜」

お母さんの押しに負け、引きずられる形で下に降りていった。


そこに居たのは
結婚式の時にいた
拓斗だった。


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