愛しの彼女が幽霊になったら。〜僕らは探偵サ!!〜
「それとね、タダヒロ君〜」
またいつもの笑顔だね。
かわいいよ。
「んー??」だなんて適当な返事しながらニヤケちゃうや。
「私が前通っていた病院の先生、見つけたよー」
いつもみたいに言うからちょっと理解するのに時間かかったじゃんか。
そうか、やっとあの医者に。
やっと百合ちゃんの無念をはらせるや。
と言っても百合ちゃんには無念って言葉も知らない様子。
「そっか…一応そこの喫茶店行こうよ」
こんなシケた男の部屋じゃあれだし、喫茶店に向かう事にした。
レモンティーおいしいからね。
そういえば今日で半額券きれるんだった。