伝えたいだけなの




しばらく歩いて部屋に戻ると、リビングには電気がついていて。



こっそり部屋に入ると、優はいなかった。




「もう寝ちゃったのかな…」



ぼーっとしていると、机の上にある物が置いてあるのをみつけた。





「優…!!」



寝室に急いで向かった。



「優…!!牛乳プリン!!」



そう。置いてあったのは牛乳プリン。




「なんだ。やっぱりすぐ帰ってきたんじゃん。」



優は意地悪そうに笑った。



「牛乳プリン…。」



「好きなんだろ?」



知っててくれたんだ。


いつも私がコンビニで買う牛乳プリン。




ベッドに横になっている優の元へと駆け寄った。




「あのね…今日合コンに行ったのはね…」
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