【BL】腐男子な俺の恋フラグ


「あ、そうだ槙。アナタ皇君と律君の3人でお出かけして来なさい」




どうやら母さんは、何としても会長や律にコレ以上動いてもらいたくないみたいだ。




「お出かけ!?なら私も…「アンタは仕事」





姉貴が名乗り上げようとすると、母さんが制してくれた。あの顔はきっと俺らに発信器を付ける予定だな。だってこんなあっさり引き下がるはずがない。部屋へ戻ったのは、仕事の用意じゃなくて盗聴器の準備だ。


姉貴はコレでも立派に働いている。文化祭に来れなかったのは、仕事のせいでもある。写真がなければ仕事が終わり次第暗殺されてただろうけどね。



でも、お出かけかぁ…




「俺、行きたい!!なぁ、会長と律行こう!」




こんな機会めったに無いし。




「槙が言うなら」


「好きにしろ」




ヤッホー―――イ!!


うはーどこ行こう!?なんかテンション上がってきた。
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