【BL】腐男子な俺の恋フラグ


目が覚めると俺は、自分の部屋で寝ていた。そして律と会長の顔が傍にあった。





「良かった。槙、気が付いたのか」




と、安堵の息をもらす会長。





「…大丈夫か?」





珍しく律さんが心配してくれた。最近律に心配させてばかりだなぁ…


起き上がろうとしたけれど、身体中に激痛が走り動けなかった。





「動くな」





律はそれでも無理に起きようとした俺を制止した。





「槙はお姉さんに何をしたんだ?」





会長が俺の髪を優しく梳きながら尋ねてきた。






「…何もしてませんが、素直な感想を言いました」





すると横からドンッと衝撃がきた。横とはつまり壁越しの姉貴の部屋からだ。

ヤバい、2度目言ったら殺される。
< 186 / 429 >

この作品をシェア

pagetop