【BL】腐男子な俺の恋フラグ
目が覚めると俺は、自分の部屋で寝ていた。そして律と会長の顔が傍にあった。
「良かった。槙、気が付いたのか」
と、安堵の息をもらす会長。
「…大丈夫か?」
珍しく律さんが心配してくれた。最近律に心配させてばかりだなぁ…
起き上がろうとしたけれど、身体中に激痛が走り動けなかった。
「動くな」
律はそれでも無理に起きようとした俺を制止した。
「槙はお姉さんに何をしたんだ?」
会長が俺の髪を優しく梳きながら尋ねてきた。
「…何もしてませんが、素直な感想を言いました」
すると横からドンッと衝撃がきた。横とはつまり壁越しの姉貴の部屋からだ。
ヤバい、2度目言ったら殺される。