【BL】腐男子な俺の恋フラグ


「…実は今日、槙を京都に連れて行こうとしていた…いや、今でもしているのだが…」



「は?」





思わぬ発言に律も訳が分からないという声を上げた。俺はあまりの突然の提案に口はポカンと開いたままだ。





「…こんな事を提案したら絶対香川には反対されると思って槙には詳しい事情も話さず、今日は無理矢理な形で連れて行こうと考えていたんだ」






成る程。俺に話したら絶対律にバレるもんな。昨日みたく。






「ズルい、許されざる考えを俺はしていたんだ。…だが、やはり黙るのは良くないと思い、ここに来た。…本当にすまない。だが、どうか槙を1日…貸してはくれないだろうか?」





うわぁー…わざわざ言いに来るなんて本当に真面目なんだなー…






「1つ、良いか?」



「何だ?」



「京都で何をさせるつもりなんだ?」



「店の手伝いだ」






店の手伝い?
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