【BL】腐男子な俺の恋フラグ


「俺は京都で宇治抹茶店をやっているんだ」





あぁ…確かに出身京都とか言ってたっけ。会長が。…うぅ…会長が…






「で?」



「…それで今、今日と明日の祝日限定で特別キャンペーンをする事になったらしい。しかし実家からそのせいで人手が足りないから応援が欲しいときたんだ」




「人手が足りないなら何故キャンペーンなんかするんだ?」





「前々からキャンペーンをする予定だったんだがアルバイトの人が次々に都合が悪くなり欠席を申し出たんだそうだ。前もってそれ用の品を用意したり宣伝していたりしているからキャンペーン事態は中止に出来ないらしい」





そう、電話で告げられたとエンジェルたんは言った。






「でも、何で槙が女装する羽目になる?」




「…京都のキャンペーンガールが欠席したからだ。…2人」





多分、それは急な欠席で人員もすぐに手配できなかったんだろう。

しかし、待てよ。






「2人って事は…エン…遠山先輩もキャンペーンガールするのですか?」



「当たり前だ。…槙だけさせるわけがないだろう」






さすがエンジェル。
すると律はハァとため息を吐いた。





「…槙、なんか土産買って来い」






こうして俺はエンジェルたんとの京都旅行が決まったのだった。
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