【BL】腐男子な俺の恋フラグ
キャンペーンは時間も決まっているらしく今日の午後4時から6時までの2時間だけらしい。…良かった。
ってちょっと待てよ。
「キャンペーンって2日間あるんですよね?」
「ええ」
「俺、1日しか聞いてないんですけど」
「槙は1日で良い」
俺がお母様に尋ねるていると咲先輩が遮った。
「新幹線にバス…の往復の移動時間で約8時間。それに店の手伝い。本来なら俺1人がやるはずだった。それを無理に手伝ってもらってるんだ。2日間なんてする必要はない」
でもそれじゃあ咲先輩は…
「困るんじゃないですか?」
「…大丈夫だ」
その声を聴いた途端、俺は咄嗟にお母様に向き直りお辞儀していた。
「俺に2日間店の手伝いさせて下さい」
「おい!槙!ヤメロ!」
「俺、上手に出来るかどうかは分かりませんけど…迷惑なら明日は辞めますし。今日の売り上げに貢献できると判断して下されば、是非明日も俺に協力させて欲しいんです!」
俺は懸命に懇願した。