社長と極上の生活
もう!!
これ以上、拒む事は難しいようね。
私は小さくため息を吐き、観念した。
確かに、育児書に対処法が色々載ってたけど
本当にこの私が体験するだなんて。
全身が緊張で強張り始めると、
要は斗賀と同じように……――……。
静けさに包まれた室内に
チュパチュパと何とも言えない音が響く。
けれど、要は気にする様子も無く。
歯を立てる事もせず、飲んでいるみたい。
露わになっている胸元に、
時より彼の熱い吐息がかかるのがくすぐったい。
どれくらいの時が経ったかしら。
要は唇を離して、胸元を整え始めた。
何だか恥かしくて、要の顔が見れそうに無い。
すると、
「杏花?」
ゆっくりと顔を出す要。
そんな彼に視線を向けると、