社長と極上の生活
「じゃあ、私の事………嫌いになった訳じゃない?」
「はっ?!」
「だって、無理してない……って////男性は女性と違って、その////限界があるでしょ?////」
「ッ?!」
「キスだって真面にしてないのに////ホントに平気なの?////」
「ッ!!////………それって、アレの事……だよな?」
「ッ!!!///////」
俺の問いに急に恥ずかしくなったのか、俺の胸に顔を埋めた。
杏花の言わんとする事が漸く理解出来た。
あれだけ大胆な行動を取った後に
俺が『ごめん』を連呼した訳だから、
杏花的には俺が拒絶したのだと思った訳だ。
授乳で大変な筈なのに、
男としての俺をちゃんと理解してくれている。
改めて、杏花にとって『男』であると実感が湧いた。
けど、どう考えても……それって……―――。
「杏花」
「はい」
「念のために聞いておくけど」
「ん」
俺はあからさまに緊張しながら、
けれど至極ストレートに―――――。