社長と極上の生活


「じゃあ、私の事………嫌いになった訳じゃない?」


「はっ?!」


「だって、無理してない……って////男性は女性と違って、その////限界があるでしょ?////」


「ッ?!」


「キスだって真面にしてないのに////ホントに平気なの?////」


「ッ!!////………それって、アレの事……だよな?」


「ッ!!!///////」


俺の問いに急に恥ずかしくなったのか、俺の胸に顔を埋めた。


杏花の言わんとする事が漸く理解出来た。


あれだけ大胆な行動を取った後に


俺が『ごめん』を連呼した訳だから、


杏花的には俺が拒絶したのだと思った訳だ。


授乳で大変な筈なのに、


男としての俺をちゃんと理解してくれている。


改めて、杏花にとって『男』であると実感が湧いた。


けど、どう考えても……それって……―――。


「杏花」


「はい」


「念のために聞いておくけど」


「ん」


俺はあからさまに緊張しながら、


けれど至極ストレートに―――――。



< 193 / 337 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop