社長と極上の生活


「杏花さん、お疲れ様~」


「いえ、先生こそ、お疲れ様です」


「元々姿勢が良かったから、思ってた以上に綺麗な姿になったわ」


「あっ////ありがとうございます////」


ぶっ通しで2時間、ウォーキングをした。


自宅でも欠かさずするようにと宿題が出され、


次はテーブルマナーを兼ねての昼食になる。


私は一旦着替えて、先生と共に下の階へと移動した。


そこは、個室になっていて、


先生と向かい合うように席が設けられていた。


私はゲスト席の上座、先生をもてなす側の下座。


洋風な雰囲気の室内から察して、


私は椅子の左側から腰を下ろした。


先生がスタッフ役も兼ねて下さり、


何とか無事に席に座る事が出来た。


………これくらいは知っている。


ホテルに勤務する以前に、専門学校で習ったからね?


お料理が何料理かは知らないけど、


フランス料理だったら今のは正解だよね?


先生が座るのを見届けると、


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