社長と極上の生活
「いらっしゃ~い!!」
満面の笑みの小夜さんが駆け寄って来た。
「レッスンで疲れてない?大丈夫??」
「はい、平気です」
私は小夜さんに手を引かれ、皆の元へ。
「皆さん、お疲れ様です。これ、村岡さんからの差し入れです」
「わぁ~有難う♪」
「すまないねぇ。毎回、気を遣わせて」
「とんでもないです。私の方こそ、我が儘を聞いて下さって、有難うございます」
「要の為なら一肌どころか、全裸にだってなれるわよ。ね?……あなた?」
「あぁ、そうだな。こんな素敵な嫁を迎えれた事に感謝せねばな」
「もう、お2人とも……お酒が入ってるんですか?」
「フフフフッ……」
「ハハハハッ……」
小夜さんと昇さん(会長夫妻=要の祖父母)は
これ以上無いほどに優しい笑みで迎えてくれた。
更には、
「杏花さん、今日も頑張りましょうね?」
「はい!!今日も早苗さんのカッコイイ姿を目に焼き付けますからね?!」
「また、そんな事を……」
はにかむ早苗さんも加わって……。