社長と極上の生活


「ッ……っんッ……」


両手で斗賀を支えているから


無防備な私の唇を容赦なく奪う彼。


ちょっとだけ、強引な口づけなのに


それさえも嬉しくて、どうしようもない。


心を完全に見透かされているみたいで。


授乳中は勿論、大人しい斗賀。


授乳後はお腹が満たされて尚機嫌がいい。


だから、もしかしたら、


このタイミングが一番キスし時なのかもしれない。


寝ている時だって、いつ泣き始めるか不安になるし


怯えるような中でキスしても100%満足は出来ない。


いつでも斗賀を気にかけてしまうから


心の底から要を受け入れてあげれなくて、


それが心苦しかったりもする。


本当は、求められたら心の底から寄り添いたいのに。


だから、こんな風に授乳のタイミングでして貰えたら


一番ベストタイミングなのかもしれないけれど


胸に感じる刺激と唇をおかす刺激に翻弄されて


意識をどこに集中させていいのか分からない。


「かっ………な……めッ……」


キスの合間に必死に訴えると、

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