社長と極上の生活


「おっ、今日は杏花特製ミネストローネ?」


「ピンポーン!!」


「杏花様の野菜スープはどれも美味しゅうございますよね」


「んー、野菜スープ以外も旨いけどな」


俺がサラリと惚気ると、


「もう!!////」


杏花は恥ずかしがって、


可愛らしく俺の肩をトントン叩く。


「フフフッ、ご馳走様です」


「もう、村岡さんまで////」


「では、一旦自宅へ戻り、また参りますので……ごゆっくり」


ダイニングに俺らを残し、


村岡は笑顔でその場を後にした。


俺らはゆっくり夕食を取り、


その後、1時間ほどおいて


夜のオフィス街を散歩する事に。


医師からの指示により、


日中の蒸し暑い時間帯より


夜の涼しい時間帯に散歩するようにと。


日中のオフィス街は照り返しが強く、


曇り空の日でも日焼けは確実。


色白の杏花の肌に


日焼け痕は想像出来ない。

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