社長と極上の生活


翌日の昼過ぎ――――


村岡さんが昼食の後片付けをしている間に


私はトイレへと向かった。


鼻唄まじりで10分程こもっていると、


―――――コンコンコンッ!!


ん?……何かしら?


それにしても村岡さんらしくないわね。


荒っぽくドアを叩くなんて。


ちょうどキリ良く済ませたので水栓を捻ると


「杏花!!杏花!?大丈夫か?!」


「えっ?……要?」


私はすぐさまドアを開けた。


「杏花、大丈夫か?具合は?」


「へ?……何とも無いけど」


「はあぁぁ~~ビビらせんなよ」


一体、何の事?


「それより、仕事は?」


「ん?あぁ、さっき外回りから戻って、今から昼食。杏花の様子見がてら、家で食べようかと」


―――――始まった。


超過保護な要様。


私が苦笑いしていると、


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