社長と極上の生活


――――そうか、さっきの女性は


『ソフロロジー式分娩』の先生だったのかしら?


「なっ、何でオフィスで?」


「あっ、それか?時間が無いのと、俺がいない間に急に産気づいてもすぐに駆けつけられるだろ?」


「ッ!!////////」


要がそこまで考えていてくれた事に胸が熱くなった。


私は完全に『浮気』だと決めつけていたから。


だって、あんな美人の女性と密室で2人きり。


誰だって勘違いするわよ。


あっ……でも………あの女性、


ソファの上で胡坐を掻いてた!!


私は胡坐を掻いていた女性よりも


要の厭らしい手つきに目が行ってしまって…。


申し訳なさそうに要を見つめながら、


「もしかして、要はマッサージみたいな事をしてたの?」


「フフッ、ご名答!!力が入りやすい腰と脚を解す為にな?」


ああぁぁ~~恥ずかしいぃ~~~


私、とんだ勘違いをしてたのね?


もう、恥かしすぎてどうにかなりそう。


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