社長と極上の生活
俺に背を向け、
肌触りの良いマタニティワンピを
ため息交じりに捲り上げている。
そんな彼女に近づき、
「ん?えっ、ヤダ!何してるの?!////」
「脱ぐのを手伝ってる」
「ひっ、1人で出来るわ////」
「お腹が引っかかってるのにか?」
「ッ!!/////////」
前にせり出したお腹部分に
ワンピースの裾が引っかかり、
色白の脚が露わになっている。
妊婦だろうが、お腹が大きかろうが
そんな事は関係ない。
後ろ姿でさえ、
欲情を掻き立てられるのには十分で。
『理性』という
有るか無いか分からない程度の外壁を
必死で支えなければならないのだから。
「ほら、これなら見えて無いだろ?」
彼女の背後から腕を伸ばし、
気休め程度に囁き掛ける。
まぁ、そんな些細な事でも
俺自身にも言い聞かせるように。
そして……―――……