社長と極上の生活


唖然とする私を余所に


要はブラウスワンピースのボタンを外し始めた。


「えっ、えっ……ちょっと」


「ん?」


「何してるの?」


「服、脱がしてる」


「何で?」


「マッサージするから」


「へ?」


ウエストまでの5つのボタンは


彼の手によっていとも簡単に外され


スルッとワンピースは肩から床へ。


今は梅雨時期と言っても今日は蒸し暑く


室内で過ごす私はワンピース1枚。


そして……今、私は―――――。


ブラジャーとショーツのみ。


それもマタニティ用の物。


恥かしすぎて夢中で要に抱きついた。


だって、こんな姿を見せたら


きっと幻滅されちゃうもん。


お腹は邪魔だけど、これなら要に見えないよね?


私は真っ赤な顔を隠そうと彼の胸に顔を埋めると、


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