革命【短編】





少女の悲鳴が

喉の奥に引っ掛かる。



しかし、それとは裏腹に

「革命」の曲は

どんどん進んでいく。




ピアノの鍵盤の隙間から

緑色の蔦が伸びてきた。




大量の蔦は

少女の腕と

足と

首に



絡まっていく。





少女は金縛りの状態。




動く事はおろか

大声を出して、助けを呼ぶ事すら

不可能であった。





「革命」の曲は

雨風と共に

クライマックスへ…




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