学園戦争と五日間
茜先輩の過去
「まぁ、晃(こう)に聞けば分かるよ。」
「光、なんで知ってるの?」
「ん?茜は、俺のいとこだし。」
「そ、そうなんだ。」
晃は光の弟で、中1にしては珍しい155cmで私より0.5cm身長が低い。
「俺、そろそろ戻る。」
「あーうん。」
光はそう言うと保健室を出て行ってしまった。
私も、絆創膏のゴミを捨てて保健室を出た。すると、晃が保健室に入ろうとしてたのか、目の前にいた。
「晃?どうしたの、怪我?」
「あ、ううん。友梨が保健室に入るのを見掛けたから、用事があって。」
「そっか。丁度良かった。私も話したい事があるんだけど。」
「じゃあ、教室に戻るか。」
「うん。」
私が答えると晃はちょっと微笑んで歩きはじめた。
教室に戻ると、誰もいなかった。
「あれ、みんないない。」
「みんな、外での大騒ぎを見に行ったみたい。」
「そ、そっか。それより、ちょっとトイレ行ってくる。」
「うん。」
トイレに入った後、手を洗って居る時、外からキャーと言う黄色い歓声が聞こえた。私はなんだなんだとトイレの窓から見た。
下で誰かがバスケしていた。
なーんだと私は思い、教室に戻った。
教室に戻ると、晃が待ってたかのようにこっちを見て
「こっち来て。」
と言って、私を晃の前の人の席に座らせた。
「それで友梨は、なんの用事なの?」
「茜先輩の事なんだけど・・・。」
「あ、それなら光が話とけって言ってたな。足大丈夫?」
「そっか。あと、足はそんなに痛くないよ。」
先輩、初めから晃に伝えてたのかな。
「あのね、茜は兄と親を無くしてるんだよね。」
晃の話によると、茜が親と兄を無くしたのは私の親が亡くなった日。同じように、正使用に殺されたらしい。
「茜は、兄が大好きだったみたいなんだよね。今の友梨みたいに。それでさ、自分の兄と仲良くしている友梨が昔の自分と重なって見えるんだ。それで忘れようとしても、兄のことが忘れられないんだよね。だからなんていうか、そう言うストレス見たいのが溜まって限界になったみたい。本人も反省してるから、許したげて?」
「光、なんで知ってるの?」
「ん?茜は、俺のいとこだし。」
「そ、そうなんだ。」
晃は光の弟で、中1にしては珍しい155cmで私より0.5cm身長が低い。
「俺、そろそろ戻る。」
「あーうん。」
光はそう言うと保健室を出て行ってしまった。
私も、絆創膏のゴミを捨てて保健室を出た。すると、晃が保健室に入ろうとしてたのか、目の前にいた。
「晃?どうしたの、怪我?」
「あ、ううん。友梨が保健室に入るのを見掛けたから、用事があって。」
「そっか。丁度良かった。私も話したい事があるんだけど。」
「じゃあ、教室に戻るか。」
「うん。」
私が答えると晃はちょっと微笑んで歩きはじめた。
教室に戻ると、誰もいなかった。
「あれ、みんないない。」
「みんな、外での大騒ぎを見に行ったみたい。」
「そ、そっか。それより、ちょっとトイレ行ってくる。」
「うん。」
トイレに入った後、手を洗って居る時、外からキャーと言う黄色い歓声が聞こえた。私はなんだなんだとトイレの窓から見た。
下で誰かがバスケしていた。
なーんだと私は思い、教室に戻った。
教室に戻ると、晃が待ってたかのようにこっちを見て
「こっち来て。」
と言って、私を晃の前の人の席に座らせた。
「それで友梨は、なんの用事なの?」
「茜先輩の事なんだけど・・・。」
「あ、それなら光が話とけって言ってたな。足大丈夫?」
「そっか。あと、足はそんなに痛くないよ。」
先輩、初めから晃に伝えてたのかな。
「あのね、茜は兄と親を無くしてるんだよね。」
晃の話によると、茜が親と兄を無くしたのは私の親が亡くなった日。同じように、正使用に殺されたらしい。
「茜は、兄が大好きだったみたいなんだよね。今の友梨みたいに。それでさ、自分の兄と仲良くしている友梨が昔の自分と重なって見えるんだ。それで忘れようとしても、兄のことが忘れられないんだよね。だからなんていうか、そう言うストレス見たいのが溜まって限界になったみたい。本人も反省してるから、許したげて?」