『鬼』
鬼の使者が迎えに現れ、
私はいよいよ家族に別れを告げなくてはならなくなりました。

けれど、猶予を与えられず、あっという間の別れになってしまいました。

父も母も弟も。

祖父母も叔父も叔母も。

泣き崩れる姿が目に焼き付いて離れませんでした。せめて自分は笑顔で。


「最後の思い出が、どうか私の笑顔でありますように。」



そう願いを込めて。
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