甘くも苦い恋
蒼介さんは優しく微笑むと、あたしの肩をそっと掴み、ベッドに押し倒した。
視界には真っ白な天井と、蒼介さんの綺麗な顔。
どうしよう…。
なんだか緊張してきちゃった……。
「璃來……」
ちゅ、ちゅ、と首筋にキスをする彼。
時折強く吸ったかと思うと、そこを舌で優しく撫でられる。
「そ、すけ…さ……」
不安になって彼の名前を呼べば、すぐに優しいキスをくれる。
「怖くなったらすぐに言って」
「はい…」
優しくそう言い聞かされて、あたしは頷く。
着ていたブラウスのボタンに手がかかる。
あたしはぎゅっと目を閉じた。