素直に泣けばいいんじゃん?
なんとか間に合ったみたい

よかったー!

そうすると、真裕美が小走りで私の方へ向かってきた。

「もぉー!沙由里!遅いよー!」

「ごめん!ごめん!寝坊しちゃって笑」

真裕美は私の大親友!

なんでも話せる子!

あっそうだ、

「私ね・・・優くんと別れたのってか振られた?っかんじ?笑」

「なんで笑ってるの?悲しくないの?」

「別に、大丈夫だよ。なんか私って可愛くないんだって笑」

「なんで?優くんの事追いかけなかった?別れたくないって言わなかったの?」

「言わなかったよ?言う必要ないし。」

「沙由里はそれでいいの?」

「うん、いいの」

「え、でもあんなに幸せそうだったのに!」

「まぁしょうがないよ!こんな話もうやめよっか!」

本当はね、辛いよ

でもね何故か強がっちゃうの。

分かって?真裕美。



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