お隣は天然さん。
[京太side]
チリリ~ン
「ん~・・・」
チリリ~ン
「・・・」
チリリリリ~ン
「あ~もぅ!!」
今何時だよ?9時?あっ!!遅刻じゃん。
めんどくさい。ねよっかなぁ...
ブㇽㇽ....ブㇽㇽ...
ん?誰からだろう?
携帯に手を伸ばし電話に出てみる。
「おぃ!!京太!!!お前どこにいるんだよ??」
あ~大きな声出されるとウザいよ翔太。
翔太は俺の親友的な感じの友達...
「なぁ、朝からでかい声出すなよ。ウザいから。」
「えっ?あぁゴメン...」
「あぁ」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「っでなんだよ??」
「えっ?あぁそうだった!!お前の新しい席の隣に転校生来たんだよ!!」
「そんだけかよ...」
そんぐらいで電話してくんなよ...
「違うって!!今までだったら1人で座ってたじゃん?席。」
「あぁ」
「なのに新しい席の隣に転校生が座ってしまったんだよ!!」
隣の席。俺は人気がありすぎて隣の席に座った子は他の女子にいじめられてるらしい...
最初、1年の時に隣になった奴。
そいつと仲良くなって、色々話している間にそいつの事好きになって付き合ってて、
でも、
その子は急に転校していった。
後から聞いた話、その子はイジメで転校したって...
「おい!!聞いてんのか翔太??」
「あぁ」
「だから、来いよ!!」
「今行ってる」
「まじ、急げよ!!」
「あぁ」
だから、俺の席はいつも一人だけの席にいた。
ってか、転校生で俺の隣って、うんねえ奴。