私と5人の王子様。


「それ、
 デートのお誘い?」


明るい茶色の髪をした桐谷くんが
爽やかな笑顔を見せながら
あたしの隣に座る



「読んだの!?」


「わりぃ、ついつい」


「まぁ、いいけど。」


「で?
 今日このあと
 西嶋はデートするんだ?♪」


「ははっ!
 違う違う、
 デートじゃないよ~」


「そう?

 俺にはそう見えるな~」



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