私と5人の王子様。


補習の間中



隣の桐谷くんの
存在ばかり気になって



先生の言葉なんて
耳に入らなかった



気がつくと



桐谷くんの少しごつごつした手に



引き締まった横顔に



柔らかそうな茶色の髪に



目が惹きつけられていた





< 118 / 245 >

この作品をシェア

pagetop