私と5人の王子様。
紗月に頼み込まれて向かった先は
駅前の喫茶店
4人がけのボックス席に
あたしと桐谷くん、
紗月とその彼氏さん
「で、こっちは・・・」
「紗月の彼氏の斉藤宏太っすー」
そう言って紗月の肩に腕をまわす
なんか軽そうだなー・・・
紗月って自分を守ってくれそうな
王子様タイプが好きなんだとばかり
思ってたけど・・・
「どう?
この2人お似合いでしょ?」
嬉しそうに斉藤くんを見上げながら
紗月が言った
戸惑って桐谷くんを見上げると