私と5人の王子様。


紗月に頼み込まれて向かった先は
駅前の喫茶店


4人がけのボックス席に
あたしと桐谷くん、
紗月とその彼氏さん



「で、こっちは・・・」

「紗月の彼氏の斉藤宏太っすー」



そう言って紗月の肩に腕をまわす


なんか軽そうだなー・・・


紗月って自分を守ってくれそうな
王子様タイプが好きなんだとばかり
思ってたけど・・・



「どう?
 この2人お似合いでしょ?」



嬉しそうに斉藤くんを見上げながら
紗月が言った



戸惑って桐谷くんを見上げると





< 156 / 245 >

この作品をシェア

pagetop