私と5人の王子様。


あたしは
龍矢が入れてくれた
温かい紅茶のカップを握りしめて



次々に頭に浮かぶ疑問について考える



5人がそばにいるから



薄暗いカラオケボックスで
あたしの心を支配していた

恐怖も

不安も

悲しみも



いつの間にか
どこかへ消えていた



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