私と5人の王子様。


「ねぇ・・・」



静まり返った部屋に
あたしの小さな声が響いた



5人が一斉に顔をあげてあたしを見る



あたしは
一人一人をゆっくり見回した





どうしよう





どの質問からすればいいのか
分からなくなってきちゃった・・・



「どうした?」



心配そうに
隣から顔をのぞきこんでくる龍矢



「・・・」



口を開いてみるけど
言葉が出てこない





「ちょっと
 2人にしてくれる?」




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