私と5人の王子様。



みんなから少し離れたところで
壁に寄りかかって立っていた
遥翔が言った



遥翔の表情は
まだこわばっている



4人は驚いたように
遥翔を見た後、あたしを見た



あたしのそばにいなくても
大丈夫なのか


そうあたしの顔色を
伺っているのを感じる



「俺らが帰っても大丈夫?」



千隼が優しく言った言葉に
あたしは静かに頷いた



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