私と5人の王子様。
「どういうこと・・・?」
そう聞くと
遥翔は
今にも泣き出しそうな
切羽詰った瞳であたしをとらえた
「藍をこんな目に合わせた
自分が許せない・・・」
そう言った遥翔の声は震えていて
何かに・・・
あたしに・・・?
怯えているみたいで
「あたしは大丈夫だから」
遥翔の不安げな瞳を
見つめながらはっきりと言った
「大丈夫じゃない
自分がどんな顔してるか
分かってないでしょ?」
「分かってるよ」
「・・・藍「説明して」
あたしは遥翔の言葉を遮って言った