私と5人の王子様。



「だからって
 東原が藍に何かするとは
 限らな『あたしは無理強いしてでも
 手に入れる』



奏太の言葉を遮って


昨日の東原の言葉を繰り返した




それを聞いて
奏太は眉間にしわを寄せる



「東原がそう言ったのか?」



草太も
眉間にしわを寄せながら言った




「うん・・・だから
 藍を早く連れ戻さなきゃ」プル
ルルルルルプルルルルルル




「遥翔」



「分かってる」



携帯を開くと
そこに表示されていたのは



知らない番号





「・・・もしもし?」





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