私と5人の王子様。
3
「休憩させて!!
ねっ?お願いだから!」
顔の前で手を合わせて
スパルタ教師を見上げる
時計はもう0時を指していた
「だーめっ♪」
「遥翔・・・」
「いいんじゃねえの?
そろそろ休憩させてやっても」
千隼の言葉に
遥翔ははぁっとため息をついて
ノートから目を上げた
くりっとした目であたしを見つめる
「じゃあ・・・・
10分だけね?」
「やった!!」
早速バタンッと
床に寝転んだ
「はい、ここで~?
疲れた脳に糖分補給~!!」