私と5人の王子様。
4
~side千隼~
泣きながら・・・
藍を家を飛び出していった
「藍・・・・」
ずっと口をきいていなかった
遥翔が小さく藍の名前を呟く
草太、奏太、龍矢の3人は
呆然としていて
藍のいた辺りを
黙って見つめている
藍と言い争いするなんて
初めてだからな
どうにもこう
胸がざわついて落ち着かない
それは多分あいつらも同じで・・・
窓の外を確認すると
外はもう暗くなり始めていた
「俺・・「僕、藍探してくるね。」