私と5人の王子様。



~side千隼~


泣きながら・・・



藍を家を飛び出していった



「藍・・・・」




ずっと口をきいていなかった
遥翔が小さく藍の名前を呟く



草太、奏太、龍矢の3人は
呆然としていて

藍のいた辺りを
黙って見つめている




藍と言い争いするなんて
初めてだからな



どうにもこう

胸がざわついて落ち着かない


それは多分あいつらも同じで・・・




窓の外を確認すると

外はもう暗くなり始めていた




「俺・・「僕、藍探してくるね。」



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