butterfly
ガチャっ
「初めまして幸得ちゃん…麗羅です」
挨拶をしたのは
若い髪の長い綺麗な女の人だった
「初めまして」
戸惑ったけど
優しそう…
「かっわいー幸得ちゃんこれからよろしくねっ…あっでも私の事嫌いよね?…お父さんとっちゃってごめんなさい…」
何をいってるかよくわからないけど
「いいえ…気にしないでください…」
お腹が大きいってことは
赤ちゃんいるのかな?
まっいっか
「幸得…後で話があるから私の部屋に来なさい…」
そういって
お父さんは自分の書斎へと消えた
残された私たちは会話をすることもなく
私はバイオリンを片付けた…
「レモンティーいれたんだけど…のめる?」
「はい…ありがとうございます」
おいしい…
初めて飲んだ…
「音楽好きなの…?」
「はい…でもいずれは医者になりたいと思ってます」
「そうなんだぁ」
若いなぁ
仕草とかすごく若い…
「あっ書斎いかないと…いってきます」
「いってらっしゃい」
にこやかな麗羅さんを置いて私は書斎へと向かった…