butterfly
「失礼します…」
「あぁすまないね幸得…」
「いえ…」
「どうだった?麗羅は…」
「優しくてとても綺麗ですね…」
「ははっそうだろ」
義父さんが笑った…
それほど好きなんだ…
「彼女な…実家に娘を預けているそうだよ…7才になるらしい…引き取ろうと思うんだが…嫌か?」
「いいと思いますよ…」
私は海外にいくつもりだし
あまり関係ない…
「幸得…そろそろ家に戻らないか?寂しくてねむれないよ…お父さんは…」
悲しそうな義父さん…
でも帰れない…
あと少し
腕を磨きたいんだ…
「お願い…義父さんあと3年…だけ待って…帰ってきたら勉強するから…」
海外に行きたい
学びたいことがたくさんある…
「3年…だけだぞ…」
そういった義父さん…
「わかった…」
そしてまた亮子さんと
旅立った…
それから帰ってきて
私は芸能プロダクションにはいった…
勉強したいのに…
まぁ時間があるときでいいっていってたし…
この数年後自分が歌手になるなんて思ってもなかった…
幸得side end