ドールハウス・ツインズ
「あの…」
「トゥルースの目か…」
「…?真実の目…?ああ…左目ですか」
「天使か悪魔か人間か…嘘か夢か幻か…
見分ける事が出来るのは、
左目(それ)のお陰…、
そしてそれは鬼の力もある」
「さすが狂妬」
「よく知ってるね」

「人形に出来るなら、
妖怪も食らう双子か、恐ろしい」

俺が二人をみると、
二人は不気味な顔で微笑んでいた

「狂妬ー向こうどうだった?」
「主様なんて言ってたね!」
「あー締琉の所か?快適だったぞー」

得意げに話す狂妬、狂妬の目も
黄色と赤のオッドアイ
黒いボディ、垂れた耳、
猫らしい雰囲気を漂わせながらも
少し親父らしい雰囲気を合わせ持つ猫の
狂妬、俺には可愛いしか言いようがない

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