ドールハウス・ツインズ
休み時間
日向ちゃんと移動していた時だった
「あー面白かった!」
「何が?」
「大柳さんだよ!いい気味だった〜」
「えっ?日向ちゃんも嫌だったの?」
「そこそこねー、ちっとも可愛くないし…」
すると、怒鳴り声が聞こえてきた
「いい加減にしろよ!!別れてくれよ!」
「嫌だ!嫌だよ夕間ぁー!」
大柳さんと夕間が話していた
「俺気づいたんだ!由美が好きだって!」
「!!」
「やったね♡由美ちゃん!」
大柳さんは、目に涙を浮かべて
頭を降っていた
「やだやだ!居なくならないで!」
「その束縛感が嫌なんだよ!!!」
「治すからぁー!」
「金でもなんでもやるから、別れてくれ!」
夕間は必死だった
私はいつしか、大柳さんに対して
もっと不幸になれっと思うようになった
「その願い叶えましょう?」
「え?」何処かで…聞いたことあるような
「あっ私魔法が使えるんだー!
だから、お願い事なんでも言って?」
「うっうん」
「ちょっとだけおまけしてあげるし!」
「ありがとう!じゃあ早速…」
私はそっと、日向ちゃんに耳打ちした
日向ちゃんは目を見開いたが
すぐにいつもの顔に戻った

< 18 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop