ドールハウス・ツインズ
俺は、君野 慎太郎
高校受験を控えた、中学3年生
あの店に入ってからというもの
これと言った変化はない
今日も長いホームルームを聞いて
勉強に真剣に取り組む
そのつもりだった
「えー今日は転校生がいるぞ」
「えーーー!!」
転校生?今の時期はとても珍しい
高校受験も控えているのに
なんでわざわざ?
「人形 日陰です…よろしくお願いします」
「日陰は…君野の隣!」
俺の隣?まぁ煩くないならいっか
それにしても、俺の隣の席の子
急に来なくなったな…
俺は、軽く自己紹介をされて
握手を交わした
人形の握る手の力は、すこし怖かった
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