ドールハウス・ツインズ
「私、人形 日向と申します」
「僕の姉様だよ、今日話した」
「ああ」
俺より下だと思っていたのに、
お姉さんなのか、
成長が遅れたとかそっち系だよね
俺は深くは聞かないことにした
俺は、「帰る」と二人の間を歩いた
だけどこれだけは聞きたかった
「あのさ、昼の奴、もう一回だけ…」

サァ…

俺が振り返ると、二人の姿は無かった
俺は、身震いをして
坂を上がって行った
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