ドールハウス・ツインズ
「あの!!当たったんですけど!」
「どれ?おお!一等賞じゃないか!」
「へへ!金と交換してくれ!」
すると、おじさんは、後ろから
ケースを持ってきて、俺に差し出した

「はいよ!おめでとう!」
「ありがとうございます!」

「はい、浮かれてひかれそうになった君
タイムリミットです」
「はぁ?」

ぐさっ…

両目に突き刺さるなにか…

「自分の欲を先に叶えるために
車にも気がつかない目玉なんて
いらないよっね!!!」

ずぼっ!っと抜き取られる血のついた鋏

「ああああああああああ!!!!!」
「汚い声で泣かないで?
悲鳴をあげて泣いて見てよ」
「そうそう、せっかく可愛いお顔なのに」
「「台無しだよ?」」

狂ってる!
お代って…これか!?

俺はまだ生きてる!!
だれか病院に!

「生きているならお気の毒」
「目玉がなくては、怖がられるだけ」
「障害者よりも酷い目で見られる」
「それなら安楽死がオススメです」
「「さぁさぁ、
仲良くいただっきまーす!」」

俺が生きていて
最後に聞こえてきたのは

二人の甲高い笑い声…
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