ドールハウス・ツインズ
彼がこうなってしまったのは
ある願いの所為だった…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「莉乃ー!」
「あ!幸也!」

俺たちは幼馴染だった
俺と莉乃は、何をするも一緒だった
だけど、俺は最近嫌気が差してる

親と親は仲が特別言い訳でもなく
どういうものか、仲がいいのは俺達だけ

でも、何かがあるような気がして
俺は、莉乃から離れたかった
「ねぇ!聞いてる?」
「あーうん、聞いてるよ」
「聞いてないでしょ!?」
「うるせーな…」
「なによ!結婚式はどこがいい?って
聞いただけじゃない!」

俺たちは結婚式の予定を立てている最中
だけど、俺たちは今高校生…

「だいたい…学校にもってくんなよ」
莉乃は、ふんっと拗ねて、
口を聞かなくなってしまった

あー、こういうのがイライラするんだよ

莉乃の事を好きだったのは
俺が中学に上がる前くらいだからな…
なんか、正直もう別れたい…

「幸也君!次移動だよ?」
「あっ///ありがとう…行こうかな!」
「じゃあ、一緒にいこ!」

俺に移動の合図をしてくれたのは
天使に近い、人形 日向ちゃん
弟も違うクラスにいるらしいけど
実際には見たことがない
確か莉乃のクラスだったかな…
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