スウィートマジックタイムは終わらないっ!?【完結】










 ほら~っ!やっぱりーっ!





「プハッ…橘っ、おまえっ、どんだけ独占欲つえーのっ?!…ギャハハッ」



 笑い転げるハヤT。



 いやいや、ちょっと待ってっ!


「何を言ってるの、彩人くん?」


「事実を言ったまでですよ。本当に見せたくないんです!」



 あの、『キリッ!』みたいに言われても困るんですが…


 というか、キャラ変わりすぎやしませんか?


 最初の頃は名前を呼んだだけで照れてたのに。

 今じゃ、こんなことを平気で言うからねっ?!





「なんか、最初の頃と雰囲気変わったね、橘…」


「同感…」


「それはいいとして、夏休みプール行かない?」





 プール…?





「誰と?」


「この四人で」





 まじか~~~っ!?!?


「無理だよ、水着着るのヤだもん!」


「いいじゃねーか!コイツ見たがってるぞ~、アリスの水着姿。」


「べつにっ見たがってなんかっ…!」


「あ~、はいはい。強がんなくったっていいわよー?思春期の男の子ですものね♪」


「彼女の水着姿くらい見たくもなるよなー?」


「…うっ」





 いいように丸く納められてる彩人くん初めて見たっ!


 ・・・じゃなくて!





「私はぜーったいにっ!反対だからっ!」



 バカップルが白々しい目で見てくる。





「しょうがないわね~…じゃ、多数決で。賛成のひと~!は~い!」





 手を挙げる方3名。





「はい、決まり。行きましょうね~♪」





 私の抗議は5秒ほどで終わってしまった。











「絶対にヤダ~~~~~~~~~~っ!!!!!」














< 109 / 295 >

この作品をシェア

pagetop