スウィートマジックタイムは終わらないっ!?【完結】
「今日は頑張ろうね!」
「はい、一緒に頑張りましょう。」
体育祭本番を迎えていた。
昨日はあのあとぐっすり眠って、今日はスッキリしていて元気!
開会式も終わり、もう最初の競技が始まった。
「プログラム1番、パン食い競争」
アナウンスが入る。
『パーン』というピストルとともに競技が始まった。
「スバルくーん!頑張って~!」
「キャー!今日もスバルくんかっこいい!!」
うるさい…
そういえば、紅月はこのパン食い競争に出場していた。
しかも1組目に。
紅月は運動神経もいいらしく、堂々の一位。
顔も良くて、運動能力にも長けている。
・・・なんともズルい人間だと思う。
「小夜ちゃん!オレのこと見てたでしょっ?」
走り終わって帰ってきたのか、真横に紅月がいた。
「はぁ…」
「見てないですよ。ボクと話していましたから。」
「あぁっ!?おまえにはきいてない、橘!」
なんかふたりの間に火花がっ…!!