スウィートマジックタイムは終わらないっ!?【完結】
「えっ…?」
「だって、小夜さんの手の甲にキスされて嫉妬しましたし。」
あぁ、紅月のか。
嫉妬ねぇ?
なんか嬉しいかも!
「それに、近間先生が小夜さんに抱きついているときだって、ヤキモチやきっぱなしですし。余裕なんてないです。・・・ほら、証拠だってありますよ…?」
彩人くんはそう言うと、私を自分の方に引き寄せると胸に私の耳を押し当てた。
脈を打つ彩人くんの心臓の音が、頭の中で響く。
彩人くんが生きている証。
でも、心臓の音は少し早い気がする………
・・・なんだぁ!
彩人くんもドキドキしてるのか~!!!
「彩人くん、大好き!」
そう言って抱き付いた。