スウィートマジックタイムは終わらないっ!?【完結】
「ふぅ…大変だった………」
自分の部屋のベッドに座り安堵の声を漏らした。
結局、帰り道は嫌な予感が当たり、肉食狼に襲われた。
家の門の前で、キスの嵐。
何度も何度も、角度を変えては優しいキスを繰り返す。
お陰で、息も絶え絶え。
最後は甘~い大人のキスでしめられた。
もう何回もされてるけど、鼻で中々息ができない。
でも、彩人くんはいつも余裕な顔をしている。
なぜ慣れてるのかよくわからないけど………
私が息を整えていると、いつも満足そうに優しい笑顔で囁くように言う。
『小夜さんは可愛いからもっとしたくなっちゃいます………』
それは反則だと思う。
私なんてすぐ赤くなってしまう。
今思い出しただけでも、顔が熱くなってきたっ/////
相当、彩人くんに惚れ込んでいる。
そうやって思い返して身悶えしていると、いきなりドアが開け放たれた。