スウィートマジックタイムは終わらないっ!?【完結】
「ゔ~っ」
「ほら、ゆっくり休んでください。」
「でも~!」
「39度もあったらどこにもいけません…!!」
「・・・はい………」
今日は12月25日。世の中はクリスマスを迎えていた。
しかし、私は自分の部屋で彩人くんに看病されている。
私はバカなんだろうか………
なんでよりにもよって、楽しみにしていたクリスマスに風邪をひくのだろう。
朝起きると頭はズキズキ痛み、身体は寒くてガタガタ震えていた。
「楽しみにしてたのに………」
最悪だ私。
自分が誘っていながら自分がダメだとは………
「また来年がありますよ。来年どこかに行けばいいじゃないですか。」
優しい顔をしてなだめるように頭を撫でながら彩人くんは言った。
なんて嬉しいことばなんだろう………!
来年も一緒にいてくれるんだ!
「ありがとう……!」
「いいえ。気にしないでくださいね。ボクは一緒にいるだけでも十分です。」
なんでそんなに嬉しいこと言うかなぁ……?