スウィートマジックタイムは終わらないっ!?【完結】
プチッ。
頭の中で何かが切れたような音がした。
「いい加減にしなさいよっ!?誰のために補習なんかしないといけないと思ってんのよっ!?」
「えっ!?」
どうやら私の怒りのスイッチが入った音だったらしい。
「さ、さぁ…?」
「ふざけんなっ!?あんたたち二人のようなバカなことしか考えてないヤツのためだよっ!?頭つかうならもっと違うところにつかえばっ!?」
「・・・。」
すっかりバカ二人は黙ってしまった。
私の豹変ぶりに驚いているんだろうけど。
「黙ればいいってもんじゃないから。世の中そんな甘くないんだからねっ!?黙って反省してるフリなんかしたって意味ないからっ!」
「「はい。」」
「それ以上変なこと言ったら、退学にするから!覚悟しときなさい!」
「気をつけます。」
「二度とセンパイの前じゃ言いません。」
はぁ………怒ったら疲れた。
怒るのも体力使うんだからっ!
「言ったね!次したら、本当に退学になるから。じゃあ!」
それから教室を出て自分のクラスへと帰った。